一番の思い出
仕事をしていた頃、取引先の営業マンにいろいろとお世話になった。
私が在職中に彼は二年ほどで転勤になってしまったのだが、
その彼に二年間こちらにいて食べ物でなにが一番おいしかった?
と尋ねたことがある。
そしたら迷わず「ひっぱりうどん」と答えた。
営業所のみんなで同僚の社員の自宅て「ひっぱりうどん」を食べたのがおいしかったと。
ひっぱりうどんとは
鍋で乾麺のうどんを茹で
その鍋をみんなで囲み
お好みで納豆とサバ缶をつけ汁に入れ
ゆであがったうどんをみんなでつっついて食べるのだ。
昔の思い出
私が幼いころは「ひっぱりうどん」をよく食べていた。
ただ、我が家では「ひっぱりうどん」だはなく「ひっぱりそうめん」だった。
おそらくそうめんを箱買いしていたのかもしれない。
夏は冷たくして、冬はあったかいひっぱりで食べるのだ。
夏冬問わず使いまわしがきくそうめんが便利だったのだろう。
幼いころの記憶では、冬はひっぱりで生醤油、納豆、きざみネギ。
夏は普通にめんつゆに刻みネギで食べるのだが、めんつゆがなかった時は生醤油、サバの水煮缶で食べていたように思う。
だから、ひっぱりうどんやそうめんに、納豆とサバ缶を合わせるのは自然の流れでまったく違和感はない。
実際食べると実によく合うと思うし、おいしい。
今となってはどちらか片方だけで食べると、なにか物足りなさを感じるので不思議なものだ。
サバ缶ブーム
2~3年前だっただろうか?
おそらくケンミンshowかためしてガッテンにでも取り上げられたのだと思うが
近所のスーパーやコンビニからサバ缶が消えたことがあった。
皮肉にもそのあたりから我が家の食卓にひっぱりうどんがよく出るようになったのだ。
一時期近くのコンビニにはサバ缶のコーナーまであった。
テレビの力は絶大だ、我々にひっぱりうどんとサバ缶の記憶を思い起こさせてくれたのだ。
こだわりがないのがこだわり
ひっぱりうどん一番の魅力は手軽さだ。
どこにでもある素材でいいのだ。
稲庭うどん、三輪そうめん、白石温麺などブランド品を使う必要がない。
どこにでもあるうどんやそうめんの乾麺があればいいのだ。
サバ缶だって普通の水煮缶でいいのだ。
納豆もそこで手に入るいつも食べているものでいい。
つけ汁にするのも、めんつゆでも生醤油でも構わない。
その時の偶然に起きるおいしさも魅力なのだ。
素材にこだわらないのがこだわりなのだ。
こだわらない私のおすすめ。
今日のミミごはん
やっぱりミミの気持ちはなかなかつかめない。
今日はまた三ツ星グルメのジュレシリーズに戻してみることに。
三ツ星グルメにちょっと飽きたのかと思い、変えてみたのがあだになったからだ。
今日は三ツ星グルメ ジュレ まぐろ・かつおにサーモン添えをだす。
先日、そんなことを見越して、アミーゴから三ツ星のジュレシリーズを買っておいた。
今日は何やら食べてくれる。
買い足しておいて正解だった。
完食。
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