大草原の小さな家 救われた町
子供の頃よく見ていたテレビドラマが気軽にプライムビデオで見ることができる。
いま夢中になっているのが「大草原の小さな家」だ。
いつ頃見ていたのか定かではなくなったが放送日を調べてみると1975年頃らしい。
それがいまはプライムビデオですべて見ることができる。
すごいことだ。
大草原の小さな家は1800年代後半アメリカ西部に暮らすインガルス一家の物語だ。
「救われた町」のタイトル回を見た。
発疹熱と言う伝染病がインガルス一家の住む町を襲う。
インガルスの父さん、Dr.ベイカー、オルデン牧師の三人が町を救うために奮闘する内容だ。
町を救うためドクターたちがとった行動をまとめるとこうだ。
- ドクターが町の住人が原因はまだわからないがおそらく発疹熱で亡くなったことを皆が集まる教会で伝える。さらに外出を控えるよう要請する。
- ドクターが町を一軒一軒まわり、住人の安否確認する。
- 教会を臨時の診療所にする。インガルスの父さん、ドクター、牧師の三人が診療にあたる。
- オルソン商店に毛布とシーツの提供を依頼、製氷所を借り上げる。
- 衣服などを煮沸消毒する。
- 遺体を埋める穴を掘る。
- 父さんは家族にしばらく帰れないことを告げる。
- 治療は熱を下げるため氷で体を冷やす。
- 感染源が特定できず患者が増える。
- 患者の言葉から感染源を究明
- 感染源のトウモロコシ粉の倉庫を焼却。
- 感染収束
- 教会の燻煙消毒
このドラマを見ているとコロナ禍の今の状況とダブって見える。
おそらくドラマの時代背景は1800年代後半だ。その頃医療と今とでは比較にならないくらい医療技術は違うだろう。
でも、未知の伝染病と戦うという点では150年以上前現代でもとなんら変わっていないと思う。
ドラマの発疹熱は治療薬もなく氷で体を冷やすだけの対症療法しかない。
実際コロナだってワクチンがようやく開発されたばかりで治療薬はまだない。対症療法しかないのが現状なのだ。
そんな未知の伝染病の患者を、自分の命をかけて、ドクター、インガルス、牧師の三人が教会で治療にあたる姿に心打たれる。
インガルスの父さんは発疹熱にかかり教会に隔離された重症の娘に優しく声をかける「決して死なない。きっと治る。だから安心して眠りなさい。」と。医者でもない、自分の親でもないインガルスさんから、やさしく声を掛けられ、その娘は安心して眠るのだった。
でもこれが医療なんじゃないか、自分の命をも顧みず献身的にふるまう3人の姿を見てこれが医療のあるべき姿ではないかと感じた。
今コロナの現状は、すべての患者が病院で医療受けられる訳ではない。ある人はホテル療養、ある人は自宅待機、そして一日一回の安否確認。これは決して医療ではないと思う。
感染者を隔離させる場所を確保すること、また、医療は医師や看護師しかできないものではないと思う、患者への安否確認や声がけ、患者の話を親身に聞くことぐらいは誰でもできるはずだ。
医療機関への感謝は忘れてはならないと心から思うが、今もっとも大切なのは感染者の隔離、感染者への血の通った対応こそが今求められている。医療の提供だと思う。そう教えてくれているようだ。
そしてこのドラマのエンディングはコロナの根絶こそが最大の薬だと教えてくれている。
今日のミミごはん
今日のミミごはんは、三ツ星グルメ、まぐろ、かつおにかつお節添え。ミミの好きな三ツ星グルメのジュレシリーズ。
かつお節感たっぷりジュレソース。
すぐ、食べてくれた。
食べてくれたが。
もう終わり。残した。
でも、翌朝みると
完食でした。
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