ミミの好み

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キャットフード
キャットフードの味

キャットフードの味の傾向もだんだんわかってきたような気がする。
最初は、キャットフードは塩分が控えてあるので、薄味で物足りなさを感じていた。
でも試食を重ねていくうちに少しづつ味がわかるようになった来た。キャットフードの味に慣れてきたようだ。
逆に日ごろ食べている人間の食事が塩辛く感じてしまう。
ひょっとしたら、我々の食生活もキャットフードを食べていれば、いや、キャットフード並みの減塩対策してあれば、より健康な生活が送れるかもしれない。

キャットフードの種類

キャットフード(ウエットタイプ)はまぐろ、かつおが基本の材料。そこのにさまざまな副材を加えバリエーションを増やしている。その中で種類ごとに出汁にとろみを加えたり、ジェル状にしたりして味わいに変化を持たせているのだろう。

猫は飽きやすい?

そもそも、猫は飽きっぽい動物かもしれない。
かつてそんなこと気にしないで毎日同じ餌を与えていたが、いつの間にかその餌を食べなくなる。そして違う餌を食べさせる。そんな繰り返しだった。
私が勤務していた会社で、かつてこんなことがあった。会社の経費削減のあおりで社員食堂で作るまかないがなくなった。そしてそこには毎日外注の弁当が届けられるようにり、毎日そこで弁当を食べるようになったのだ。
それから2~3か月たったころ、毎日一緒に食べていた同僚が突然食堂に来なくなったのだ。
その同僚に訳を尋ねてみた。彼女の話では、食堂で毎日届けられる日替わりの弁当をたべていたそうだが、ある日食堂へいき昼食の弁当を食べようと、弁当の蓋を開けたそうです。ところがなぜかそこから一向に手が進まず、蓋を閉めて食堂を出てしまったと。そしてその日からお届け弁当を食べるのをやめ自分で自宅で作った弁当を持ってくるようになった、と言うのだ。
お届け弁当は毎日同じおかずが入っていたわけではないが、なぜかみんな同じ味に感じて食べれなくなったというのだ。
人間でさえこんなことが起こるのだ。

あるブリーダーの話

かつての勤務先の部下からこんな話を聞いたことがある。
嫁ぎ先のおじいちゃんが柴犬のブリーダーをしていてるらしく。子犬の写真を見せてもらったりしていた。
その娘に我が家のミミはわがままでなかなか餌を食べてくれない話をしたところ。
その娘が言うには、おじいちゃんはその柴犬たちに最低の餌しか食べさせないといっていた。食べないから餌を変えたら、その餌はもう食べなくなるそうで、食べようが食べまいが餌は絶対に種類を変えないのだそうだ。
柴犬の繁殖を仕事にする方にとっては餌代はバカにならない問題なのかもしれない。そういった金銭的な問題もあるのかもしれない。
でも考えてみれば、その柴犬が飼い主に渡った時に餌の選り好みしてたら、その飼い主は気の毒だ。
ブリーダーはそんなことも考えているのかもしれない。
ミミをわがままにさせたのはミミのせいではなく我々飼い主なのだ。

ミミのごはん

きょう、ミミには昨日の残りを出すことにする。
そうそうミミを甘やかしてもいられない。
残りといってもツインカップの半分を昨日与えたので、今日は残りの1カップを出す。
昨日と同じいなばツインカップまぐろ、貝柱添えが。

同じ種類にも関わらず食いつきがいい。すぐに食べるのをやめたが、なんか全部食べてくれそうな予感がした。

いつ食べたのかわからないけど一夜明けたら、器が鏡のようになっていた。
毎日こんなふうに食べてくれたらうれしい。
わがままに育ってしまったミミだが、人間の食べ物には全く興味がなくキャットフードしか食べないのだ、やはりキャットフードと付き合っていかねばならない。
思考錯誤(嗜好錯誤)の日々は続く。

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