辻井伸行さんのインタビューから
先日の新聞で辻井伸行さんのインタビュー記事をよんでから
辻井さんのことが気になりだして
いろいろYouTubeを見始めた
2005年に辻井さんがショパンコンクールに出場し
その当時からメディアの注目を集めていたこともあり
さまざまな映像がアップされている
様々な方が感想を述べられている。
そのなかで、
ショパンコンクールに訪れた日本人の観客の一人が
「どうして最初の一音がわかるのか、突然弾き始めるのがすごい!」
と語っていた。
まったくその通りだと思った。
辻井さんの演奏の映像を見る限り
演奏前に椅子の調整をしている仕草はみられたが
そこから演奏まで躊躇なく行われるように見える。
驚きだ。
今年、パラリンピックが開催され、様々な競技がおこなわれたが
私が一番驚かされたのはブラインドサッカーだった。
視界が全くない状況で鈴の入ったボールの音とキーパーからの指示だけで
相手のゴールに正確に蹴りこむ。
まさに辻井さんのピアノと同じだ。
梯剛之
だが、全盲でショパンコンクールに出場したピアニストは
辻井さんだけではなかった。
なんと、辻井さんがショパンコンクールに参加した2005年の15回大会の前
2000年の14回大会に全盲のピアニスト
梯剛之(かけはし たけし)さんが23歳の時に出場されていた。
梯さんも残念ながらファイナリストにはなれなかったようだが、
ワルシャワ市長賞を受賞している。
全然知らなかった。
梯さんのホームページを拝見した。
音楽家の両親の元4歳からピアノを学び
1998年にはロンティボー国際コンクールで2位となった実力者だった。
そんなすばらしい梯さんの実績も
2009年に辻井さんがヴァンクライバーンで優勝で
塗り替えられてしまった感がある。
私が梯さんを知らなかっただけかもしれないが。
米沢
梯さんのホームページを拝見すると
演奏動画が載っており
その一部を聴かせていただいた。
気になったのは
やたら目につく米沢の文字
山形県米沢市で毎年コンサートが行われているようで
その模様を米沢日報のデジタル版で配信していたのだ。
どうやらそのコンサートはスポンサーである
米沢信用金庫の招待者のみのコンサートのようだった。
梯さんの米沢でのコンサートは2015年から初めてたと
米沢信用金庫の理事長がその動画の中で語っていた。
梯さんのホームページでは
梯さんのファンクラブの会報も閲覧でき
その米沢信用金庫の加藤理事長がファンクラブの会長務めていた。
梯さんと米沢のつながりはそこで理解できた。
会報には梯さんは盲学校ではなく普通の小学校に入学したため
教材はすべて自分で用意せねばならず、
梯さんのお母さんが点字講習会で一緒だった
仲間がずっと学校教材の点訳、
オーストリアに留学していたころは、音楽の専門書の点訳
今はファンクラブ会報の点訳と彼を支えてきたと。
長年にわたる周りの方々のサポートが梯さんの活動を支えてきたことが綴られていた。
手作り感満載のホームページとファンクラブの会報だが
暖かさを感じる。
梯さんは「子どもに伝えるクラシック」と言う活動を通じて
依頼がある小中学校に訪れ演奏する活動も行っているようだ。
梯さんの今後の活動に期待するところだ。
ショパンコンクールの話とはだいぶずれてしまったが、
ショパンコンクールでの実績や評価も
やはり時代とともに塗り替えられていくのだろうか。
伝説として語り継がれるのだろうか。
今年のショパンコンクールからも
新たなスターが誕生するのを期待したい。
今日のミミごはん
今日は今年の9月で11歳になる我が家のミミの為に買ってみた
モンプチスープ11歳かがやきサポート
ビタミンE、オリゴ糖、魚のピュアオイル配合
まぐろスープささみ、かにかま、しらす入りを出してみた。
かがやきサポートってネーミングがいかにも
お年寄り向けのネーミングだ。
年齢指定のないモンプチスープとは違う感じだ。
私はまだこんな年齢でないわ
と言わんばかりに見向きもしなかった。
やはりレディに年齢の話はご法度のようだ。
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