3人が競うバラード4番
ショパンピアノコンクールの予備予選最終日
イブニングセッションは最後4名の演奏で締めくくる
その中で3名の演奏者がバラード4番を弾く
バラード4番はピアノの森でも
一ノ瀬海が予選で何度か弾く重要な曲だ
漫画でも一ノ瀬海の推薦者ジャンジャック・セローが
海のバラード4番は「ピアノの森」になってしまうと言わしめた曲だ
前半は海が幼いころ通った夜の森に蛍が舞うようなイメージ
最後は森のピアノが雷に打たれて焼けつくしてしまうシーン
そんなピアノを一番表してくれたのは最終奏者の
ティエン・ユー・チャオさん
カナダの奏者だ
パンツドレスにピンヒールとかっこいい
感情を鍵盤に打ち付けるような彼女の演奏とあっている。
指の動きに圧倒
それとは好対照の演奏を披露してくれたのは
中国のズージー・ゾウ・ジャオさん
ティエン・ユー・チャオさんとは違い
軽やかな音と驚くべき指のタッチだ。
ジャオさんはバラード4番は選曲しなかったが
彼女の弾くエチュードの指の動きは驚くほど速い
その速さはマズルカにも生きていて
とてもリズミカルで軽快だ。
余談だがジャオさんが最後に弾いた
幻想曲ヘ短調作品49は
「雪のふるまちを」を口ずさんでしまった。
ショパンのこの曲をイメージして作られた曲なのだろうか。
どの奏者もすばらしかったが、
最後のイブニングセッションはこの二人が印象的だった。
もうすでに予備予選も終え
結果も出ているが結果を見ないで
このレポートを続けていこうと思う。
今日のミミごはん
最近お気に入りのモンプチまぐろスープかにかま・かつお節入り
お気に入りが、日替わりのミミ嬢
今日はお気に召していただけたようです。
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