あるワインとの出会い
ワインなどまったく興味のなかっただが、
数年前、元同僚だったソムリエが講師を務めるワインの勉強会に参加したことがあった。
数種類のワインにシャンパン出されたように記憶しているが銘柄は忘れてしまった。
ほぼ同程度のワインが出ていたと思う。
そこに白ワインが出てきた。
ところが、せっかくのワインの勉強会に冷えていない白ワインが出てきたのだ。
私のワインの常識では赤は常温、白は冷やしてだったので正直おどろいた。
それを一口、口に入れた瞬間、「うわぁ!」と声を出してしまった。
口の中に甘い香りと風味が広がって突き抜けていった。
酒を飲んで今まで味わったことのない感覚だった。
だけど、その感覚は飲み進めていくとだんだん変化していった。
飲み進めていくと最後にはなんかはちみつ水を飲んでいるような感覚だった。
ムルソー
ワインを飲んでこれはと思ったのはその時で二度目の経験だ。
最初は友人の結婚式のときにいただいたワインで
銘柄とかは全く分からないが美味しいと素直に思えた。
ボトルの形状とかを考えるとドイツのやはりそれも白ワインでなかったかと思う。
赤か白かもはっきりしない話なのでかなりあてにならないのだが。
その数年前のワインは出所があきらかだ。
フランス、ムルソーというワインだった。
フランス、ブルゴーニュのワインムルソー
その時からムルソーというワインが頭から離れなくなった。
でも、それ以来それと同じ感覚を味わったことがない。
それに近いものはあったがそれと同じ感覚を味わったことはまだない。
実はその時同じムルソー二本開けたのだが、
もう一本の方にはその感動はなかったのだ。
ワインの世界
世界にはあまたワインの産地があり
銘醸地もあまた存在する。
その銘醸地でも様々なブドウ畑と作り手がいる。
ブドウの品種も様々だ。
その中から自分の好みや味覚にあったワインに出会うのは至難の業だ。
海外のワインを論ずることなどおこがましい次第だが、
一つ言えることは先日もブログに書いたが
日本のワインのレベルは確実に上がっている。
これを見逃す手はない。
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