朝日鷹

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十四代

十四代と言う酒をご存じだろうか?

山形にある高木酒造のつくる日本酒だ。

十四代はおそらく日本で最も手に入りづらい酒のひとつだ。

当然飲んだことはない。

ネットでみるとさまざまなバリエーションがあり、

驚くほど高価だ。

そんな高級な酒とは一生縁がないだろうと思っていた。

以前聞いた話

以前十四代にまつわる話を聞いたことがあった。

取引先に酒好きの人がいて、

その人が言うには、

昔どうしても十四代が飲みたくて手に入れたらしいのだが。

もれなく朝日鷹と言う酒が付いてきたらしいのだ。

おそらく、何本かまとめて朝日鷹を買ってくれれば、

十四代を売ってくれるらしかった。

そこまでして手に入れたいか?とも思うが。

それにしても、朝日鷹とはそんなひどい酒なのかとも。

手に入れた十四代は仕事上で使ったり、自分で味わったりとしていたんだろう。

残った朝日鷹はどうしたかと言うと、

全部、酒好きな父親にやっていたそうだ。

ところが、ある日飲む酒がなくなり丁度父親にやるために取っていた朝日鷹を飲んだら、

これ!旨い!

と思ったそうだ。

朝日鷹はもともとあった高木酒造のブランドだが、

十四代が世に知れ渡ったので朝日鷹と言う名前すら忘れられていたのかもしれない。

朝日鷹は普通酒で、昔で言う二級酒のたぐいだったのだろうが、

以来、

朝日鷹を父親にプレゼントするのをやめ

朝日鷹を飲むようになった!

と言っていた。

飲み比べしてみて

会社を辞める前、

私と一緒に働いていた先輩O氏と取引先のI氏も無類の日本酒好きで、

その二人も朝日鷹にとりつかれていた。

朝日鷹を手に入れるためのネットワークまで作っていて

そこからの情報で朝日鷹を手に入れたことがあった。

そこで、飲み比べをしてみた。

1本は朝日鷹、もう一本はその二人から聞いた新潟の日本酒だ。

最初に飲んだのは朝日鷹。

確かに旨い。

芳醇な深みのある飲みごたえだ。

一方の新潟の酒はなにやら水っぽく感じてしまった。

これは完全に飲み方を間違えてしまった。

順番を間違えた。

新潟のの酒もあとで飲んでみればおいしい酒だ。

ワインもそうであるように、

日本酒も飲む順番はあるのかもしれない。

そんなこともあり余計に印象が強く残った。

私の脳裏にも朝日鷹は鮮明に記憶されたのだ。

十四代も飲んだ経験のあるO氏は

十四代と朝日鷹の味の違いはよく分からないと言っていた。

それは、まさに高木酒造の酒造りの確かさは本物だ。と言うことだろう。

なぜこんなに朝日鷹の話を書いたかというと

……

今日、朝日鷹一本手に入れた。

笑。

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