東日本大震災から10年
例年この時期になるとテレビや新聞で東日本大震災のことを取り上げる機会が多くなる。
今年はちょうど震災から10年の節目の年でもあるので大きく取り上げられているようだ。
そんな報道が無い限り、10年という歳月は私の記憶をも風化させてしまいそうだ。
でも実際に10年前の記憶を鮮明に呼び起こしてくれたのは、それらの報道ではなく、
先月福島沖で発生した地震の大きな揺れだった。
復旧事業
報道によると昨日三陸沿岸道路の宮城県区間がすべて開通し仙台から宮古までつながったらしい。
また防潮堤の建設も宮城、岩手に限れば、市町村によっては100%完成のところも多いようだ。
きっと防潮堤と復興道路と呼ばれる高速道路の建設は、津波の被害から生活を守る生命線なのだろう。
日本の得意分野に関しては相当に復旧が進んでいるように感じる。
テレビでは、そびえ立つ防潮堤の姿を映していた。
それでも1,000年に一度来るかもしれない巨大津波には耐えられないかもしれないと。
福島第一原発
先日、テレビの報道特集で福島での取材を放送していた。
10年前に訪れた帰還困難区域の中にある畜産農家を再び訪れたのだ。
そして10年前には入ることさえできなかった農家の牛舎の様子映していた。
牛舎には震災時、逃がすこともできなかった牛たちの死骸が骨となって牛舎に残っていた。
また、庭先の物干しには当時の洗濯物がかかったまま硬くなっていた。
事故の悲惨さを改めて感じた。
だが、その牛舎から逃げ出して野生化した牛の一部が近くの支援牧場で育てられていて、
その牛が飼い主を覚えていたシーンには胸が熱くなった。
また、新聞に福島第一原発特集記事が載っていた
政府では、廃炉完了まであと20年から30年という目標を掲げているそうだ。
だが、予定通りに廃炉が完了するかは全く見通せないようだ。
地下水の建屋流入、配電盤にねずみが侵入し停電、タンクからの汚染水もれ、コロナによるイギリスからのロボットアーム搬入の延期などトラブルが多発しているらしい。
作業現場の状況は10年前とくらべれば劇的に改善されてきたらしいが、
高線量の区域が数多くあり常に死への恐怖と隣り合わせだ。
原子炉建屋に併設されたエレベーターにのると「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲を流して気持ちを鼓舞しているとあった。
常に死への恐怖と恐怖と向き合いながら最前線で働いている方々に敬意を表したい。
作業に携わるかたの安全は最優先だが、国は廃炉が20年で完了したら報奨金を出すと宣言でもしたらいいのに。
世界は一番そこに注目しているのだから。
今、オールジャパンでやらなくてはいけないのはそこだと思う。
今日のミミごはん
さすがに連続して三ツ星グルメのジュレを出していたので
やはり飽きてしまったのだろうと思い、
今日はいなばツインカップかつお かつお節添えを出してみる。
かつおのフレークもおいしいしかつお節の香もいい優れた商品なのだが
最初食いついてくれたが、
んー
だいぶ残ってしまった。
久しぶりに猫じゃらしで遊んでみた。
ミミが子供のころはいろんなじゃらしで遊んであげたのだが
最近はどんなじゃらしを振ってみてもほとんど興味を示さない。
一本じゃらしの先が食いちぎられたような残骸が残っていたので
それを振ってみた。
そしたら異常なくらいに走り回り食いついてくる。
子供の時のように全力で走りまわっている。
しばらくすると
「ぜいぜい」と息遣いが荒くなった。
猫も年齢には勝てないのかもしれない。
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